排水から汚泥物質を分離する排水処理装置の実証試験を栃木県芳賀町の処理施設で実施、同施設で使用中の既設装置と比べ消費電力がほぼ半分で済んだ。他の施設でも大幅な節電効果を見込めると判断し、東日本大震災で排水処理装置が被災した自治体のほか、全国の工場・自治体に提案する。実証試験は排水処理装置の設計・施工などを手掛ける太陽環境(東京都千代田区)と共同で、東水沼地区処理施設(容量165立方メートル)で実施。消費電力は2.64キロワットと既設装置(4.84キロワット)の約50%で済み、処理能力は既設装置と同様に約24時間で汚水濃度200ppmの生活排水を20ppmに浄化した。試験した「ミューグリーンリアクター」は、本体内で圧縮空気と排水を混合・攪拌し、直径約50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の気泡を最大毎時6000立方メートル発生させる。この気泡が排水を溶解し、不要な汚泥物質を排水処理装置の底などに沈殿させる。使用電力は、圧縮空気を本体に送る送風機だけで、圧縮空気と排水を混合する混合器はモーターが不要の独自構造。らせん状の羽を配置した本体内に送り込まれた圧縮空気が周囲の排水を巻き込みながら混合・攪拌する。<2011年6月10日付け日刊工業新聞より>
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