2011年8月10日水曜日

夏季休業のお知らせ

残暑お見舞い申し上げます。

誠に勝手ながら8月12日(金)~15日(月)まで
弊社は休業とさせて戴きます。

2011年6月22日水曜日

CO2回収【排ガス中のCO2回収システムにおける省エネルギーの提案】

現在、CO2ガスは、吸収塔,再生塔(放散塔)の2塔を経由して回収されています。
この吸収・放散工程を1塔2分割化方式に変更することで、下記の利益を生み出すことが
できます。
1.機器が不要になり、設備が簡素化出来る。
(1)ポンプ2台不要(予備入れて4台)
  ①-1・・・自圧でREFLUX出来る。
  ①-2・・・自圧でFLASH COLUMMにFeed出来る。
(2)REFLUX DRUM②が不要。(DRUM内蔵型のたて型コンデンサ使用)
2.設置面積が約1/2になる。
3.ミューミキサー導入により塔径,塔高がSIZE DOWN出来る。
4.ミューミキサー導入により、メンテナンスフリー化を計れる。

2011年6月15日水曜日

消費電力半減「ミューグリーンリアクター」による排水処理

排水から汚泥物質を分離する排水処理装置の実証試験を栃木県芳賀町の処理施設で実施、同施設で使用中の既設装置と比べ消費電力がほぼ半分で済んだ。他の施設でも大幅な節電効果を見込めると判断し、東日本大震災で排水処理装置が被災した自治体のほか、全国の工場・自治体に提案する。実証試験は排水処理装置の設計・施工などを手掛ける太陽環境(東京都千代田区)と共同で、東水沼地区処理施設(容量165立方メートル)で実施。消費電力は2.64キロワットと既設装置(4.84キロワット)の約50%で済み、処理能力は既設装置と同様に約24時間で汚水濃度200ppmの生活排水を20ppmに浄化した。試験した「ミューグリーンリアクター」は、本体内で圧縮空気と排水を混合・攪拌し、直径約50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の気泡を最大毎時6000立方メートル発生させる。この気泡が排水を溶解し、不要な汚泥物質を排水処理装置の底などに沈殿させる。使用電力は、圧縮空気を本体に送る送風機だけで、圧縮空気と排水を混合する混合器はモーターが不要の独自構造。らせん状の羽を配置した本体内に送り込まれた圧縮空気が周囲の排水を巻き込みながら混合・攪拌する。<2011年6月10日付け日刊工業新聞より>

2011年3月7日月曜日

Rn放散装置「ミューリアクター」をカミオカンデに納品②

「ミューリアクター」は、海洋地球研究船「みらい」に搭載されて、北極海の海水中のRn連続測定にも貢献している。特に、荒れ狂う海洋での連続測定を可能にした理由は、ミューリアクター(Rn放散装置)は30°傾斜しても螺旋状の180°捻りの羽根体の働きにより、気液混合が十分に発揮されて、放散機能を失わなかったことである。
岐阜大学総合情報メデイアセンター田阪茂樹教授と、東京大学宇宙線研究所・関谷洋之助教は、ミューリアクターを利用してSK純水中のRn連続測定が可能な放散装置を製作して、純水中の超低濃度のRnガスを、ほぼ100%気液平衡値で放散できることを確認した。当社としては、今後の環境技術革新への応用として、燃焼排ガス中のCO2ガスのアミン系吸収液によるCO2回収・貯蔵技術(CCS),特に吸収・放散(再生)工程への利用を考えている。

2011年3月6日日曜日

Rn放散装置「ミューリアクター」

こちらが、スーパーカミオカンデ東大宇宙線研究所に納品したミューリアクターになります。
写真をクリックすると、拡大します。

2011年3月5日土曜日

Rn放散装置「ミューリアクター」をカミオカンデに納品①

2011年2月初旬、当社はスーパーカミオカンデ東大宇宙線研究所にRn(ラドン)放散装置「ミューリアクター」を納入した。岐阜県飛騨市神岡町の神岡鉱山地下に設置されているニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ(SK)」に使用される。超純水中に含有しているRnを純エアー(ラドンフリーエアー)で放散(脱気)する工程に使用される。高性能静止型流体混合器「ミューミキサー」○Rを内蔵した「ミューリアクター」の上部から観測装置(SKタンク)内の超純水を供給し、下部から純エアーを供給して、ミューミキサー内で気液混合されて、超純水中のRnはラドンガスとして放散(脱気)され、Rn計測装置に供給される。気液混合接触を高効率で行うことにより、超純水中に含有している超低濃度(0.8mBq/m3=1.44×10-16mg/ℓ)のRnをほぼ気液平衡状態で放散することが可能である。ミューリアクターの気液混合部の寸法は外径34mm,長さ600mm,超純水60~120ℓ/hを放散処理できる。ミューリアクターの性能は、ほぼ100%気液平衡値で超純水中のRnを放散でき、液質量速度は1.4×105Kg/m2・h,ガス質量速度は2.4×102Kg/m2・h、塔効率は20~25%である。ミューリアクターのこれまでの実績は、ニュートリノの観測装置「カムランド」の液体シンチレーターに用いられている純油中のRn,Krの真空脱気装置にも採用されている。バックグランドを下げて検出感度を向上させるために、装置内の純油に存在しているRn,Krなどの放射性希ガスを脱気して純油の純化工程に使用されている。

2011年3月2日水曜日

INCHEM TOKYO2011に出展決定!

2011年11月16日(水)~18日(金)東京ビッグサイト(東京国際展示場)東ホールにて、INCHEM TOKYO2011が開催されます。ミューカンパニーでは早々にプラントショ―部門に参加を決定しました。従来の排ガス処理装置(ミュースクラバー)、排水処理装置(ミューリアクター)に加え新製品のマイクロバブル発生装置(ミューグリーンリアクター)等などを展示。ご来場いただく多くの皆様に弊社製品を広くわかりやすく知って戴けるよう企画しております。

2011年1月24日月曜日

【記事】「工業技術新聞」(2011年1月20日)に掲載~ミューグリーンリアクター~

●ミューカンパニーリミテド(東京都台東区上野公園18-803-3828-7090)は、昨年129日~11日まで東京ビックサイトで開催された「エコプロダクツ」に、「ミューグリーンリアクター」などを出展し、好評を博した。●創業以来、環境保全を目的とした製品の製造・販売を中心に業務を展開してきた同社では、静止型流体混合器の「ミューミキサー」を応用した排ガス処理装置や排水処理装置、気・液分離装置などを提供。省エネルギー・省スペース・メンテナンスフリーを実現し、生産コストの削減に貢献すると多くのユーザーから高い支持を得ている。●同展示会で出展された「ミューグリーンリアクター」は、高効率の気液接触を人工的に再現することで大気中のO、COを吸収・溶解することに成功したマイクロバブル発生装置である。●同装置は従来のスタテイックミキサーをはるかに凌駕するミューミキサーと液体に発振現象を励起させるミュー発振素子により気体から液体へ物質移動を達成する。●ミュー発振素子は螺旋状の羽根で構成。10m3/s以上の気体を通流させる。噴出する気体は螺旋状の羽根により発振現象を励起し、この気体と吸引される液体が多数の羽根体で形成されているミューミキサーの下流から上方へ通流し、回転・多分割・剪断・合流・反転作用を受けながら気・液混相の噴流となって噴出するのである。●こうしたプロセスを経て大容量のマイクロバブルを生成する同装置は、①曝気・放散処理装置②湖沼・池などの閉鎖水域の酸素富化による浄化③生物反応装置(バイオリアクター)④気泡塔⑤ガス吸収装置⑥浮上分離装置―など幅広い用途で使用できる。●シンプルな構造により、メンテナンスフリーで使用可能。既存の曝気槽へ容易に設置できる。

2011年1月5日水曜日

謹賀新年

旧年中は格別の御厚情を賜り厚くお礼申し上げます。
本年は、弊社を設立して28周年になります。一重に皆様方のお引き立て、ご指導、ご鞭撻の賜物と厚く心よりお礼申し上げます。地球環境保全技術の一助にと製品化してきました、大気汚染防止装置『ミュースクラバー』,放散・蒸留処理装置『ミューリアクター』,高性能曝気装置『ミューエアレータ 無・酸素くん』,気液分離装置『ミューセパレータ』,超小型多液静止型混合器『マイクロミキサー』及びマイクロバブル発生装置『ミューグリーンリアクター』は、皆様方のお力添えによりまして着実に実績を積み上げております。お陰様にて、昨年は、エコプロダクツ2010展に出品を致しました。多数の来場者の方々に、当社ブースに立寄って戴きました。省エネルギーに貢献する「ミューグリーンリアクター」に大変興味を持って戴きました。現在「ミューリアクター」は、カミオカンデに設置されて、ニュートリノの観測に貢献をしております。純油中の極超低濃度1×10-15mg/ℓ程度)のRn,Krの放散除去に使用されております。
本年も21世紀に端坐し、宇宙の記憶に深邃なる直観を照射して、ドン・キホーテの探究心を胸に新たな混合・反応・蒸留・精製・回収・抽出・放散・曝気・ガス吸収処理技術そして智水革命に挑戦し、「一乗鉄」の精神で、ビジネスは水のごとく邁進していく所存です。本年もより一層のご指導、ご愛顧、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
2011年 元旦
「洋々として大洋を充たし、発しては蒸気となり雪と変じ霰と化し、
 凝しては玲瓏たる鏡となり而かも其性を失はざるは水なり。」水五訓

株式会社ミューカンパニーリミテド
代表取締役 小嶋 久夫